株式会社イートアンドホールディングス（旧イートアンド株式会社） 新社長が語る『大阪王将』成長と躍進の原動力とは 株式会社イートアンドホールディングス（旧イートアンド株式会社） 代表取締役社長 仲田 浩康　 (2017年9月取材)

―社長就任秘話―

【ナレーター】

2017年6月、仲田は代表取締役社長に就任。実に32年振りの社長交代を、仲田はこう振り返った。

【仲田】

まさか自分がそのような役目になるなど、全く思っていませんでした。現に会長と私は年齢が5つしか変わらないので、普通の会社でいうバトンタッチの年代ではないのです。普通はやはり、10歳ほど年の離れた方を、例えば何人抜きとかいう形で社長に据えるのが最近は多いと思うのですが、なぜ私がお話をいただくことになったのかということは、意外ですね。ただ、そういう話をいただいたときには、なかなかやはり即答はできず「申し訳ないですけど、それは無理です」というお話をいたしました。

年に1回全社員が集まってフォーラムを開催します。今年の年度方針や去年の反省、振り返りを含めたフォーラムなのですが、その際に全社員の前で社長交代式を開いていただきました。前社長である文野さんから、社長交代の小槌を頂きまして、バトンタッチして私に引き継いでいただくという式を、全社員の前で行いました。もう1つ、色々な株主さんが来て、年次の報告や様々な議案を出して決議する株主総会が年に1度あるのですが、その最後でも、新社長ということで紹介していただきました。文野氏が「私から代わりますけども」というお話をして、株主さんの前で交代の式を行うなど、なかなかほかの会社ではないことをしていただきました。その際にいただいたものは、しっかりと飾ってあります。