株式会社ヤマザキ ~“もう1品”が食卓を変える!地方から挑む惣菜革命~

Vol.4 ヤマザキの存在意義と強み

株式会社ヤマザキ 代表取締役社長 山崎 朝彦 (2017年10月取材)

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―ヤマザキの存在意義と強み―

【ナレーター】

家庭の食卓を豊かにする商品をつくることを志すヤマザキ。代表が語る自社の存在意義とは。

【山崎】

私たちの事業の1番大事なところはどこかというと、私たちの仕事は、惣菜を売ることが仕事ではなくて、これを使っていただく皆さんが、食卓を豊にしていただけるということ。「今日はおかずちょっと足りないな」と思った時に、「もう1品あればいいや」と。それによって、この人たちの食卓はいつも幸せですよと。これが私たちの仕事だというふうに考えています。

ですから、「家庭料理の豊富なメニューを商品化する」ということが私たちの企業理念ですが、この企業理念が意味するところは、家庭で自分たちの食卓に取り入れていただける料理。何が1番大事かというと、家庭料理ですから自分の味があるわけです。メインディッシュは自分の味。もしその脇を固める私たちのもう1品が、私たちの主張そのものだけでつくられている味だとすると、メインの味を邪魔してしまいますよね。どうしたら邪魔せず、普遍的なおいしさを持ち、人に喜んでもらえるかというのは、素材の味だろうと。素材がおいしくて余計な味がついていない、素材感を主体とした組立になっていれば、「私たちの料理のもう1品として取り入れても大丈夫だね」となります。

今日、私たちのこの商品を使っていただければ、今日も私の食卓は豊かですよと。今日も明日も何の不安もなく暮らせますよねと。そういうみなさんの生活のお手伝いをするのが私たちの仕事だと思っています。そのためには、家庭の味でなければいけない。というのは、皆さんの味を邪魔しない存在でないといけないと考えています。

【ナレーター】

よりおいしい商品をつくるためにはどうすればよいのか。惣菜の原料となる作物をつくる農業にも着手し、強いこだわりを持って生産に携わっていることがヤマザキの特徴の1つだ。

【山崎】

全ての原料を自分たちで生産するということはできませんが、私たちがやっているこの研究を実証として行うのがこの農業の舞台だと考えています。実際に自分たちの考えた理論で作物を栽培するといったことにも取り組んでいますし、その採れたもの、色々なこだわりのある原料をなるべくいい状態、つまり鮮度の高い状態で工場に持っていくにはどうしたらいいかというと、ほとんどの野菜は泥付きで入ってきます。泥付きで入って来て泥を落とすところから生産を始めています。これも1つの特徴です。

それから商品開発においても、コンセプトが明確ですね。この素材をどのようにおいしく食べるか。ただ、これはやはり素材がおいしくできているか、できていないかということでも大きく変わってしまいます。ですから、商品開発のステージでは悩ましい部分もありまして、「もう少しおいしくなったらいいのにな」ということがやはり日々存在するわけです。「素材がもう少しおいしければ、もうちょっと攻められるな」と。「もっと素材感を引っ張り出して、もっと自然な味にできるな」と。こういうことがいつもよく起こるのですが、商品開発のステージでの考えとしては、素材感を引っ張り出そうということです。開発している人たちからは、「もっと素材感の良い、いい素材はできないのか」と、そうすると農業の人たちがもっと頑張る。こういう図式の中でやっているというところも特徴ですね。

社長プロフィール

President's profile
氏名 山崎 朝彦
役職 代表取締役社長

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