kay me株式会社 ~飽和状態のアパレル業界で切り拓いた新市場。『kay me』誕生の裏側~

Vol.3 苦悩の日々を脱した転機

kay me株式会社 代表取締役 毛見 純子 (2018年12月取材)

[もっとみる]

―苦悩の日々を脱した転機―

【ナレーター】

30歳での独立を決めていた毛見は、2007年にkay meの前身となるコンサルティング会社を設立。

しかし、事業を行うにあたって何をやるかという重要な部分が定まっておらず、当時は葛藤の日々を送っていたという。

【毛見】

コンサルティング時代の先輩などからは、「何をやっているの」、「何を始めているの」というふうに言われましたね。

市場が大きくなるからとか、こういうプレイヤーがいて、自分がこういうふうに勝てるからといって、一生かけて私が本当にやりたいのかというと、来る日も来る日も答えはNOで、やはり自分で何をするかというのが出てこないな、と。

本当に、毎晩お風呂の中でひざを抱えて涙を流すような苦しさはあったのですが、とりあえず考え続けていたという感じでしたね。

【ナレーター】

その後、2011年、東日本大震災の影響でクライアントとの取引の中断を余儀なくされる。

しかし、この出来事が現在のkay meの原点をつくる、大きな転機となった。

【毛見】

原体験となっている、祖母が生き生きと働いていて、幸せそうだったことだとか、あとは、出版社やコンサルティング会社で、女性の上司や先輩が本当に生き生きと働いている中、また、自分も会社を立ち上げて本当に時間がない中で、お洋服の問題というのは常にありました。

自分が限られた時間の中で残せるもの、自分が本当に人生を手向けていこうというものがなにかというと、やはりジャージーのワンピースだと思ったのです。働く服に関わる時間のできるだけ全部を短縮するだけで、働く人を応援できると思いました。

それがすなわち、私の成長にもつながるというふうに、色々な点がその日の晩につながったのです。

その夜は名古屋のお客様だったのですが、ホテルも名古屋はいっぱいで、新幹線は止まっていましたし、鈍行で岐阜羽島までようやく行きまして、そこで少し奥のビジネスホテルの1室を見つけて寝ていたときに、暗い天井を見つめてその考えが降りてきたのです。

そこの光景は今でも忘れられません。周りが真っ暗なのですが、私にはすごく光に見えたというか。そういう瞬間ではありました。

社長プロフィール

President's profile
氏名 毛見 純子
役職 代表取締役
座右の銘 思念はかなう
愛読書 「ハイコンセプト」ダニエルピンク著、「『原因』と『結果』の法則」ジェームズアレン著

あなたにおすすめのコンテンツ

この社長に応援メッセージを送る
この社長に直接提案