kay me株式会社 ~飽和状態のアパレル業界で切り拓いた新市場。『kay me』誕生の裏側~

Vol.4 『Kay me』誕生の裏側と製品へのこだわり

kay me株式会社 代表取締役 毛見 純子 (2018年12月取材)

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―『Kay me』誕生の裏側と製品へのこだわり―

【ナレーター】

アパレルブランドを立ち上げるべく、友人を通じて知見のある人物に洋服の製造方法について尋ねたところ、パタンナーと呼ばれるデザインから型紙を作成する専門家がキーパーソンであることを知った毛見。その後に起こした行動とは。

【毛見】

パタンナーのコミュニティをSNSで見つけまして、そのコミュニティに入られている方のご経歴を拝見しまして、メッセージを1人ずつ送っていきました。

「パタンナーとはどんな仕事なのか教えてください」ということをお送りして。そのあと、すぐにまた何人かの方とお会いすることができまして、その方々に「こういう市場のニーズを集めたブランドをつくりたくて、それを300年残していく事業に育てたいのだけれども、協力してくれないか」と言った時に、やはり協力してくださる方がいらっしゃった。

その方が一緒に伴走して、立ち上げにかかわってくださったというのが、最初の経緯ですね。

【ナレーター】

構想から数ヶ月でアパレルブランド『kay me』を立ち上げ、その後も順調に事業は拡大。

コンサルティング会社での経験を生かした当時のマーケティング戦略の裏側に迫った。

【毛見】

コンサルティング会社で働いてくれていたスタッフと市場調査に出まして、全てがストレッチ性でできていて、おうちの洗濯機での洗濯が可能で、価格帯がどのくらいで、オフィスできっちりと信頼を得るデザインで、セクシー過ぎないけど、気分が上がるようなお洋服。という条件で調べました。

すると、対象のカテゴリーのお洋服は400着ほどあったのですが、今の条件に合う洋服は本当にゼロ枚だったのです。

それをグラフで表現しまして、その表1枚を持って商社さんとか工場さんに行き、「こういうニーズがあるとこれだけの時間が節約できて、これだけの課題が解消できて、これくらいのニーズのあるマーケットがあるけれども、一緒にやりませんか」というのをプレゼンして回りました。

マーケティングというよりも、ユーザー側からのニーズが数字になっています。色々な会社さんも。やはりアパレルという中で次の一手を模索されていて、業態を変換するか、川下・川上みたいな中でどういうふうにM&Aをするかといったことを非常に考えられていた時期だったので、「ひとつの目として面白いんじゃないの。本当にその数字が当たるのであれば、協力してあげよう」と言ってくださる会社さんが現れたというところですね。

【ナレーター】

『kay me』は選りすぐられた日本の熟練の職人の手によって生み出されており、アイテムの90%は東京都内で生産しているという。

そして、ものづくりへのこだわりには並々ならぬ想いがあると語る毛見。その真意とは。

【毛見】

その方の持っている魅力が放出されるようなお洋服であるべきだと思っております。

やはり素敵な方が前にいると、「今日のお洋服素敵ですね」とか、少しひねって、「今日は何か予定あるの」とか、何か言ってしまいたくなります。

そう言われるとやはり嬉しいですので、今日は素敵に見えているから自信をもってお仕事しようとか、自信をもって今日は歩こうとか、そういうふうに反作用で思います。そのように、どう見えるかといった部分も含めて、その人の気持ちとして、そういう1日を味わっていただきたい、そういったものを形作っているというところもありますね。

社長プロフィール

President's profile
氏名 毛見 純子
役職 代表取締役
座右の銘 思念はかなう
愛読書 「ハイコンセプト」ダニエルピンク著、「『原因』と『結果』の法則」ジェームズアレン著

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