Vol.6 藍澤證券が目指す人材育成と女性雇用について
インタビュー内容
―藍澤證券が目指す人材育成と女性雇用について―
【ナレーター】
さらなる飛躍、成長するための最重点課題のひとつとして、人材育成を挙げた藍澤。
CHOとしての責務も担う藍澤が思い描く、藍澤證券の新たな人材育成の形とは。
【藍澤】
これまでのやり方は、会社が社員一人ひとりのキャリアを決めて、その実現のための研修や人事異動、OJTを行うというのが通常だったかと思います。
しかし、それだと社員本人のやりたいことや、なりたい自分というものがどうしても反映されにくくなってしまうのではないかと考えております。
それが最終的にもたらすものは、例えばモチベーションの低下や、受け身体質になりがちといった悪影響なのではないかと考えております。我々が目指す組織は、当事者意識に溢れた社員の集団です。
その実現のためには従来型の育成ではなく、より本人の想いを組み込んだ育成のやり方、CDPというキャリア・デベロップメント・プランがよりふさわしいのではないかと考え、2019年4月以降の重点的な取り組みの1つとして行っていく予定です。
【ナレーター】
人材の育成だけでなく、業界全体で課題となっている女性社員比率の減少についても、自らキャリア形成を行えるCDPや地域限定職の導入など、女性が活躍できるための環境を整備していく方針だ。
【藍澤】
投資信託の販売や、当社の場合ラップ口座というお取引も可能ですが、じっくりと商品性を説明してご納得いただいた上で購入いただくような商品。こういったもののご説明に関しては女性のほうがより丁寧に、お客様にわかる言葉で伝えられる傾向がありますので、女性がこれからより活躍できるフィールドが証券会社なのかなと思っております。
それに加えて先ほど申し上げたような、我々の場合は他社では取り組まれていないようなソリューションビジネスというものがございます。
これは例えば相続や事業承継のお手伝いなどのことですが、一言で言ってしまうと、お客様のお金にまつわるお悩みであれば、ご投資以外でも親身になって話を伺い、何ができるかを真摯に考える、という姿勢なのかなと考えております。
そういう面においても女性が本来持っておられる姿勢と一致するのではないかなと思っております。実際に今年昨年入社した女性社員の中にも、「そういう取り組みが非常に魅力的だったのでこの会社に決めた」と言ってくれる社員もおります。
【ナレーター】
「人生の本舞台は将来にあり。」
政治家、尾崎行雄氏が残した言葉だ。座右の銘としているこの言葉のもと、藍澤は次の100年へ向けて歩みを進めていく。
【藍澤】
74歳にして人生の本番はこれからだと。これは本当に素晴らしい言葉だなと思いました。
私自身、今年(2019年)で45歳になりますけども、「辛い」などと言っていられないなと思います。何かあったらこの言葉を思い出して、常にポジティブでありたいと思います。
これから先、証券業も必ずしも順風満帆とはいかないかとは思いますけど、私自身もそういうときはこの言葉を思い出して、ポジティブに明るく進んでいきたいと思います。

経営者プロフィール

氏名 | 藍澤 卓弥 |
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役職 | 代表取締役社長 兼 社長執行役員 |
生年月日 | 1974年9月5日 |
座右の銘 | 人生の本舞台は、常に将来にあり |
愛読書 | 「戦争の日本近現代史」 |
会社概要
社名 | アイザワ証券グループ株式会社(旧藍澤證券株式会社) |
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本社所在地 | 東京都港区東新橋一丁目9番1号 東京汐留ビルディング |
設立 | 1933 |
業種分類 | その他 |
代表者名 |
藍澤 卓弥
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従業員数 | 791名(2024年3月末現在) |
WEBサイト | https://www.aizawa.co.jp/ |
事業概要 | 証券業・投資顧問業・投資銀行業務 |