Vol.5 ピップの在り方とメーカーとしてのこだわり
インタビュー内容
―ピップの在り方とメーカーとしてのこだわり―
【ナレーター】
モノをつくって終わりではなく、モノをつくってからがスタートだと語る松浦。
松浦が考える、ピップの在り方と、メーカーとしてこだわるべきこととは。
【松浦】
もちろん品質はしっかり担保しないといけないのですが、それに加えて「一体誰にどうやってこの良さを伝えて買っていただくのか」というところをしっかり押さえていかないといけません。
良いモノをつくっても、結局、本来知ってほしい人の目に全く留まらなければダメですよね。そこだと思います。
それをどうやって知らしめていくのかとか、どういう方法でやるのかというところをトータルに考えていかないと、モノは売れないのではないか、届かないのではないかと思います。
ですから「売れませんでした」と言われても「売れませんでしたではなく、本当に売るための努力をどこまでしたのか」というところはこだわりたいと思っています。
「もう、万策尽きました。これもあれもこんなことも全部やったけどもやはりダメでした」ならば仕方ありませんが、「そこまでやったのかい?」というところは追求していきたいですね。
当社の商品についても、「この良さをどうやってお客さんに100%伝えるのか」というところをしっかり活動していけば、まだまだお客さんに喜んでいただけるのではないかなと思っています。その喜んでいただけることの対価が売上であり、利益だと思うので、そこをしっかりやっていかなければならないと思います。

経営者プロフィール

氏名 | 松浦 由治 |
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役職 | 代表取締役社長 |
生年月日 | 1958年4月3日 |
座右の銘 | 一期一会 |
愛読書 | 八甲田山死の彷徨(新田次郎) |
尊敬する人物 | 父・叔父 |
略歴
早稲田大学を卒業後、医薬品の卸売を行う「三星堂」を経て、ピップフジモト(現在の前身)に入社。東西の事業会社が合併したピップで2010年、副社長に就任し、2018年より社長を務める。
会社概要
社名 | ピップ株式会社 |
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本社所在地 | 大阪府大阪市中央区農人橋2-1-36 |
設立 | 1946 |
業種分類 | 卸売業 |
代表者名 | 松浦 由治 |
WEBサイト | https://www.pipjapan.co.jp/ |
事業概要 | 医療衛生用品、健康食品、ベビー用品、ヘルスケア用品、日用雑貨、医薬品、医薬部外品、医療機器などの卸販売。ピップエレキバン、ピップマグネループ、スリムウォークなどの自社開発商品の製造・販売 |