Vol.2 価値観
価値観(生涯スローガンとは、理念の浸透のために)
【冨安】
生涯スローガンというものを、決めてしまいましてね。普通スローガンって今期のスローガンとか掲げていくんですけれど、それも、もちろん作っているんですが、一生涯、ティアの変わることのない、生涯のスローガンを決めたかったんです。それが「目指せ!日本で一番「ありがとう」といわれる葬儀社」だったんですね。
だから私は日本一になりたいって社員の前で、売上利益で、日本一になりたいって、一度も言ったことがないんですね。とにかく、多くの葬儀をやれるようになっても、一番多く「ありがとう」って言われる。感謝されて「ありがとう」って言われる。葬儀社になるぞというのは、最初から社員に根幹の部分として、コアの部分として、朝礼でも昭和させていただいて、生涯貫く1つの指標として「お客様に日本で一番「ありがとう」と言われる葬儀社を目指すぞ!」というのを、打ち立てたかったんですね。それを間違いなく発信していれば、利益追求するときも、ビジネスですから売り上げを作るときも、お客様に「ありがとう」と言われない。
いわゆる騙すような、感謝されないような行動には、スタッフ一同走らないと思っていますので、それをぜひと思って、1つの大きな方針として、打ち出させていただきました。
【冨安】
ティアアカデミーという社内カリキュラムとして、フランチャイズも始めましたので、いわゆるクライアントが違う、そこのスタッフをティアという葬儀ビジネスを通じて、同じ共有する「同志」にしなければいけないので、フランチャイズをやれども、外部のクライアントの社員も、社内で当社のティアアカデミーで教育する。
今、私は月間の中で、90分を少なくとも5本くらい、授業としてやっているわけですね。多いときは16本やっていました。そういうことを繰り返しやることが非常に大事。なぜか、それは人を忘れるという理があるんで、忘れたり慣れたりしますので、同じ人の死なんですけれど、死を扱うということを繰り返しやっていて、慣れたり、悲しみを忘れてしまったり、こんあことはあってはならないことだと、ずっと思っているので、そのことを、心を清らかに、本当に人に対して、その悲しみに対して、ちゃんと「豊かな悲しみを感じる感性」で接することができるという、その社内の教育は、怠っては絶対いけない。
もうティアの葬儀ビジネスでは、なくなってしまうくらいの思いがありますので、唯一目に見えない教育で、同業他社との違いは、私はそこにあると思っているので、どれだけ死を重んじるか、尊いものだと思って、そこに深い悲しみがあると思って、遺族に接していくか、その教育を怠ったとき、他の葬儀社と私は一緒になってしまうと思っていますので、そのことにすごい力を入れてやらせていただいております。
経営者プロフィール
氏名 | 冨安 徳久 |
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役職 | 代表取締役社長 |
生年月日 | 1960年7月5日 |
出身地 | 愛知県 |
尊敬する人物 | 坂本龍馬、孔子、マザー・テレサ |
会社概要
社名 | 株式会社ティア |
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本社所在地 | 愛知県名古屋市北区黒川本通三丁目35番地1 ティア黒川5F |
設立 | 1997 |
業種分類 | サービス業 |
代表者名 |
冨安 徳久
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従業員数 | 646名 |
WEBサイト | http://www.tear.co.jp |
事業概要 | 葬儀施行全般や各種法要の請負、葬儀施行後の遺族の相談内容に応じたアフターフォロー、中部、関東、関西に直営、FCで葬儀会館を運営、フランチャイズによる葬儀ビジネス参入提案とノウハウ提供 |