Vol.2 「探偵社FUJIリサーチ」創業の経緯
株式会社ワンプロテクト(探偵社FUJIリサーチ) 代表取締役社長 髙村 一成 (2019年8月取材)
―「探偵社FUJIリサーチ」創業の経緯―
【ナレーター】
不動産業を営んでいた父の影響を受け、将来はスーツを着て仕事に打ち込みたいと考えていた髙村。
その後、父が経営する不動産会社に入社することになるのだが、その過程で思いもよらぬ出来事に合うこととなる。
【髙村】
「網膜色素変性症」という難病指定を受けている病気を患いました。
視野がどんどん狭くなって最終的には竹筒を覗いているような形になる。もしくは、暗いところで皆さんが5秒10秒で目が慣れるところが、私の場合は5分10分くらいかからないと目が慣れないとか、そういう不自由なところがあります。
あのときは正直1年くらい、「なんで俺だけ」といった感覚ではいましたね。今では逆に、特別だと思えるようになりました。
良いことと悪いことは必ず等価交換のようにあるのではないかと考えられるようになったのです。そして、しょげていても何も良いことはないなと。
慣れるしかない、うまく付き合うしかないと思うようになりました。
【ナレーター】
病気の影響で不動産業を続けるのは難しいと思った矢先に出合ったのが、現在の事業である探偵事業だった。
【髙村】
ちょうど私の学校違いの知り合いが、その当時の日本で一番実力があるだろうという探偵社に在籍しておりまして、私は営業として仕事を色々と持ってきてつくる側を担うので、探偵の実務に関して協力してくれないかと、声をかけました。
そういうことでこの探偵業をやるきっかけになりました。
どうしても行政側、例えば警察ですとか、そういった方々もお忙しいですから、できる範囲が決まってきてしまうので、そういう意味では民間の我々がそういった仕事に携わることができれば、仕事がなくなることもないだろうということで、この仕事を創業しました。
社長プロフィール

氏名 | 髙村 一成 |
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役職 | 代表取締役社長 |