KCJ GROUP株式会社 ~日本の教育を変える!『キッザニア』創業者が起こす教育革命~

Vol.1 体験して学ぶことの重要性

KCJ GROUP株式会社 代表取締役社長兼CEO 住谷 栄之資 (2015年9月取材)

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【聞き手】

本日は、子どもたちが本格的な仕事体験を通じて社会の勉強ができる、キッザニアという日本でも画期的な施設を展開されております、KCJ GROUP株式会社の代表取締役社長(取材当時)、住谷栄之資さんにお話を伺っていきたいと思います。それでは社長、よろしくお願いいたします

【住谷】

よろしくお願いします。

【聞き手】

今日は社長のこれまでの人となりと、ビジネスマンとしての半生について色々とお話を伺っていきたいと思います。

-体験して学ぶことの重要性-

【住谷】

私はキッザニアを始めて色々なことを感じているのですが、教育は大人や先生が子どもに上から目線で教えるということが、本当に良いことなのかどうかと思うのです。子どものうちはもちろん安全も大事ですし、ある程度の環境をつくって、ある程度の指導をするのも大事なんだけれども、基本的に子どもは小さいうちから自分で好奇心を持っているので、それをうまく伸ばしていくほうがいいのではないかと。

広い意味での教育ですね。日本で教育というと、教えて育てると書きますが、実際どういうほうがいいかというと、やっぱり子どもの特性、本人の色々な特性に応じて、例えばスポーツが優れているとか、頭が良いとか、何か物をつくるのがうまいとか、そういう特色をどんどん伸ばしてあげるということが結局子どもにとっても一番良いのではないのかなと思うのです。

【聞き手】

確かに、座学で色々と言葉で教えられるよりも、まずは自分で手を動かしてみて、頭を働かせてというほうが、入っていきやすいですよね。

【住谷】

そうですね、分かりやすいし自信になる。心の動きとして、すごく自信になる。自分でなにかをつくる、これをつくったということですね。例えば、砂浜で砂を集めて山をつくる。自分でつくったという実感ですね。これは本で読んでも実感がない。

【聞き手】

確かに、本では想像するだけですよね。

【住谷】

そうなのです。本にそう書いてあったとしても、あまり自分の自信になることには結び付いていかない。そういう知識が入ったというだけの話だと思うのだけれど、だから自分で色々なことをやるという、いわゆる体験自体が、色々な意味で何をするにしてもすごく大事だと思うんですよね。

【聞き手】

ではご自身も小さな頃から、どちらかというと、とにかく色々とやってみて考えるというようなことをされていたのですか。

【住谷】

環境がそうだったというだけの話だと思うんですよね。もちろん学校へ行って、勉強もしたのですけれども、自然に環境の中で、色々なことを体験して学んでいくという、そういう環境ですね。

今は塾があるじゃないですか。ですから子どもたちが学校へ行き、また塾へ行って、受験するというのが一つの大きな軸になっているので、本来あるべき子どもの育ち方が少し狭められているように思います。もちろん、非常に大事なことを学校や塾では勉強しているのですよ。しかし、人間社会という、まず広い区分でどう育つべきかと考えると、それだけでは十分ではない。やっぱり人間との触れ合いとか、友達を大事にしたり、仲良しになったり、けんかしたり、あるいは、愛情を持って触れたり、人に愛情を持ったり、あるいは体を動かすこともそうです。人間は色々な能力を持っているので、頭だけではなくて皆何か得意なものがあるはずなのです。だからそういうことを、自分で発見したり、周りも認めたりして、育っていくことが大事なのかなということです。私は何もしていないのだけれど、たまたまそういう環境に育っただけの話で。私たちの頃は、塾はなかったですからね。

【聞き手】

昔はそうですよね。

【住谷】

だから自分で受験勉強をするだけなんだけれど、やっぱり色々興味があることがたくさん他にあって、友達と遊んでいたり宿題を忘れたりする、そういう環境が良かったのかなと思います。だから、その時の学校での色々な体験、あるいはそれ以外の放課後、あるいは家庭での体験、そういうことはごく自然に身に付いているんですよね。特に、家庭での教育とよく言うのですけれど、私は3人兄弟で、親が2人いて、そうすると一人ひとりに役割があるんですね。

【聞き手】

ちなみに、3人兄弟の何番目なんでしょうか。

【住谷】

私、長男なんです。

【聞き手】

長男でいらっしゃるんですね。役割といいますと、どんなものだったのでしょうか。

【住谷】

今のように電化が進んでいないので、毎日まきでご飯を炊かないといけない、お風呂も沸かさないといけない、あるいは新聞も取りに行かないといけない、牛乳も配達される、掃除もしなければいけない、あるいは鳥に餌をやらないといけない、卵も取らなければいけない、洗濯も場合によっては手伝わないといけない。今はすごく便利になっているので、そういうものはほとんど電化されていますが、それをみんな自分たちでやっていたので、そういう役割がある。これは社会の仕組みなのだと。自分がそれをやらないと、お風呂に入れない、ご飯も食べられないので、自然に世の中の役割、助け合っているんだという実感を持っていましたね。

社長プロフィール

President's profile
氏名 住谷 栄之資
役職 代表取締役社長兼CEO

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