Vol.7 進化するキッザニアとメッセージ
ー進化するキッザニアとメッセージー
【聞き手】
現在は、東京と兵庫の甲子園の2店舗になりましたけれども、これからも増やしていきたいと思われていますか。
【住谷】
そうですね。キッザニアのこのサイズでの展開もありますし、今はキッザニアの中だけではなくて、『アウトオブキッザニア』という、キッザニアの外での色々な活動もしています。さらには、例えば地方自治体に出向いていって、そこに『街ごとキッザニア』というのをつくりまして、そこにあるお仕事、市にあるお仕事をキッザニア風に仕立てて、そこにいる子どもたちが身近に体験できるようにするということもやっているんですね。
皆さんで子育てをするというのが一番良いことだと思っているので、ある程度、仕掛けが必要なちょっと大きめのキッザニアとしていくつか展開しています。その他に、地方創生が大きなテーマになっていますけれど、子どもたちが身近な所で、そこにある仕事を体験するというのも、地方創生に役立つのではないかなと思っていまして、それは既に実施しています。柏市(千葉県)、三条市(新潟県)、高山市(岐阜県)、今後は三重県ともやる予定なんです。
【聞き手】
本日こちらのVTRをご覧になっている方々の中で、それこそ御社で働いてみたい、これからの新しい市場をつくっていきたいと思われている方もたくさんいらっしゃると思います。最後に、そのような方にメッセージを一言頂戴できればと思います。
【住谷】
今、時代が非常に大きく変わろうとしているのですね。過去の日本でいえば明治維新、あれは本当に今までの日本がガラッと変わって、近代西洋文明が入ってきたんですが、今の時代も、これから10年、20年、30年で非常に大きく転換すると私は思います。こういった時にやっぱり若い人たちが、本当に自分たちでその気になって、自分たちで時代を変えるんだというくらいの気持ちを持ってほしい。明治時代も、坂本龍馬ら当時の若い人たちが中心になって、現在の基礎をつくったわけですけれど、まさに今も、混沌としている時代なので、若い人たちが中心になってそれを変えていかないといけないと私は思っています。大人に任せておくと、古い価値観が残ってしまう。新しい価値観を持ち込んでガラッと変えていくくらい、元気のある若い人たちに日本を変えていくつもりで頑張ってもらいたいなと思っております。
キッザニアに来ていただければ、そのきっかけづくりができるのではないかなと思っておりますので、ぜひ楽しみにしております。
【聞き手】
これから少子高齢化が進んでいく中で、若い人たちがパワーを持って日本という国を元気にしていかなければならないということで、この御社での、キッザニアでの体験がその原動力になってくれたらいいなと、私も一人のファンとして非常に思います。
本日はたくさんお話を聞かせていただきましたが、非常に勉強になりました。 ありがとうございました。
【住谷】
ありがとうございました。
経営者プロフィール
氏名 | 住谷 栄之資 |
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役職 | 名誉会長 |
会社概要
社名 | KCJ GROUP株式会社 |
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本社所在地 | 東京都中央区佃1-11-8 ピアウエストスクエア3階 |
設立 | 2004 |
業種分類 | サービス業 |
代表者名 |
住谷 栄之資
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従業員数 | 2,500名 |
WEBサイト | http://www.kidzania.jp/ |
事業概要 | こどもの職業・社会体験施設「キッザニア」の企画、運営、開発 |