GLM株式会社 ~100人中100人が無理だと言った、幻のスポーツカー復活劇~

Vol.3 GLM誕生秘話

GLM株式会社 代表取締役 小間 裕康 (2015年11月取材)

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―GLM誕生秘話―

【聞き手】

このまま人材派遣のビジネスを続けていこうとは思われなかったのですか。

【小間】

私は、決して人材派遣のビジネスが途中で終わっていると思っていません。今もその会社は一緒に立ち上げたメンバーが社長をやっていて、成長しています。私はもともと良質な人材が集まれば、何でもできるということを実現したいという想いだけでその会社を回していました。よく人材派遣をやっていると、「私は結局ここまでしかできないんです」とか、「自分の能力であればもうこんなことはできないよね」というふうにやる前から諦めている人が多かったんですね。

その時に、現状を取り払って進もうと思ったらどこまでも成長できるんだということを見せたいと感じました。これをちゃんと見てもらうために、人材派遣の会社の時から色んな事にチャレンジしていました。実はGLMという会社は、そのチャレンジの1つであった。そこが今ある程度、大きな規模になってきているのではないかなと思っています。

【聞き手】

今まで経験のないベンチャー企業が古くからある自動車産業に乗り出すということは周りからの反対意見は多くあるように思えますが、どうだったのですか。

【小間】

私自身は本当に知識がない中で、まず人に会って知識を得る、本を読んで知識を得るとやっていきました。その中で人に会って、自動車産業に参入したいと言うと100人に会ったら100人に「駄目だ」「無理だ」と言われるんですよね。それを聞いていくにつれてですね、これは逆に大きなチャンスなのではないかなと思いはじめました。つまり、心の中で皆が天井を作ってできないことだと決めつけているので、参入障壁がとても大きいビジネスなのだと。でも世間ではもしかしたらできるかもというような1つの考え方も出てくる。じゃあこれはあと一歩進めば、もしかすると賢い人達が考えてる理論に基づいて、ビジネスが回っていくのではないかというようなことを感じ始めたんです。

京都大学の電気自動車の開発プロジェクトに私が大学院に進んだ時に所属しておりまして、そこでやってらっしゃる松重教授の講義を受けたのがGLMを始めたきっかけでした。「京都には世界的に有名な部品メーカーが集結している。この京都の部品メーカーの力を集約すれば、電気自動車の基幹システムが全てできあがる。」と言われていたんです。実際に京都大学ではそういった企業さんと共同開発であったりとか、コンソーシアムを作って、車の開発、電気自動車のシステムの開発をしていました。これを見た時に、ちょうど私が考えていた、色んな良質な人や物を巻き込んでものづくりをしたら新興の企業でも大きな産業にチャレンジできるのではないかというようなことを感じました。そこで先生にお話をしながら、これを是非ともビジネス化したいという話の中で、先生とも色々議論をしてGLMという会社のスタートになる会社の構想が頭の中で出来上がったのです。

社長プロフィール

President's profile
氏名 小間 裕康
役職 代表取締役

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