Vol.1 東証一部上場企業を築いた父親
リンカーズ株式会社 代表取締役CEO&ファウンダー 前田 佳宏 (2015年12月取材)
【聞き手】
本日は、クラウドソーシングを通じて大企業や中小企業のものづくりを支援する、『リンカーズ』というサイトを運営されております、リンカーズ株式会社、代表取締役ファウンダー&CEO、前田佳宏社長にお話を伺っていきたいと思います。 それでは前田社長、よろしくお願いします。
【前田】
よろしくお願いします。
―東証一部上場企業を築いた父親―
【聞き手】
生まれは1977年、北陸は福井県のご出身ということで、子どもの頃はどんなお子さんだったのですか?
【前田】
すごくスポーツが好きな子どもで、複数のスポーツを掛け持ちでやっていましたね。福井県は田舎でしたので、東京ではあまり考えられないような、田んぼとか川の中で遊んだりしていましたね。
【聞き手】
ちなみに今、経営者でいらっしゃいますが、身近なところに経営をやっておられた方はいらっしゃったのですか?
【前田】
父が一代で東証一部の企業を築いたという経緯がありまして、私が小学校1年生位の頃は零細企業で、まだ数名ぐらいの社員しかいませんでした。
【聞き手】
ちなみにどういうビジネスをなさっていらっしゃったのですか?
【前田】
土木繊維という業界で、いわゆる繊維をシートにして崖の壁面に埋めて崖崩れを防ぐといった、そういうインフラ関係をやっていましたね。
【聞き手】
すごいですね。身近なところに偉大な経営者の方がいらっしゃったという。
【前田】
やはりとても苦労はしていました。そういうところは、背中に見てきたということがありますね。
【聞き手】
お父様の背中をご覧になっていて、ご自身もいずれは起業したい社長になりたいと思われたのでしょうか。
【前田】
漠然とは思っていたのですが、具体的にこれをしたいとかそういったところまでは落とし込んでいなかったですね。
【聞き手】
大学生の頃は、大阪に出られて学生生活を送っていたと伺いましたが、どういう学生だったのですか?
【前田】
学生時代にはアルバイトに専念していましたね。テニスサークルでテニスもやりながら、バイト中心の生活でした。そのバイトの内容というのが、家庭教師のトライという会社がありまして、そこの営業のバイトをやっていました。3年ぐらいやっていまして、全部で1,000件位の大阪の家庭を訪問して、契約率90%以上で、関西でもトップ位の成績を残していました。
【聞き手】
そんな中で就職活動という時期に差し掛かった時に、どういう会社を選ぼうと活動されたのですか?
【前田】
やはりその会社の方向性とか、あるいは会社のポリシーとか、そういったものが明確で、非常に魅力的な会社というところをメインで探していました。その中で関西に京セラという会社がありまして、(当時の代表の)稲盛さん、非常に有名ですけども、稲盛さんの哲学がすごく浸透して、急成長していたのですね。その稲盛さんの哲学をものすごく崇拝していて、稲盛さんの本を何冊も読んで、ぜひ京セラに行きたいと思い、京セラを選びました。
社長プロフィール

氏名 | 前田 佳宏 |
---|---|
役職 | 代表取締役CEO&ファウンダー |