株式会社ビクセン ~手掛ける星のイベントは年間200超。「星を見せる会社」の事業戦略の全貌~

Vol.1 20年務めた会計士から社長へ

株式会社ビクセン 代表取締役社長 新妻 和重 (2019年5月取材)

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【ナレーター】

人類が月に到達してからおよそ半世紀。近年、技術の進化によって、一般の人々にとっても宇宙はかつてないほどに身近な存在となりつつある。

そんな中、光学機器メーカーとして2019年に創業70年を迎え、昨今では、科学への興味関心を引き起こす新たな文化を根付かせるため、挑戦を続ける企業がある。株式会社ビクセンだ。

天体望遠鏡や双眼鏡、顕微鏡などの光学機器の製造・販売を中心に手掛け、年間200回以上の星をメインとした自然科学を観察するイベントを実施。

その実績を糧に、イベント自体を商品として提供し、様々な企業、商業施設、地方自治体ともコラボレーションするほか、より星空を楽しんでもらうためのライフスタイル提案も行っている。

「自然科学応援企業」を標榜するビクセンの、星と人をつなげる挑戦の全貌に迫る。

―20年務めた会計士から社長へ―

【ナレーター】

大学在学中、会計士を目指していた新妻は、勉強の一環で会計事務所にアルバイトとして入社。資格取得後、そのまま会計士として正式に採用され、会計業務に従事することになる。

そして勤務20年目を迎えた38歳のときに、父が経営していたビクセンから、ある連絡が来たことが新妻の運命を大きく変える。

【新妻】

「後継者がいないので考えてくれないか」と言われました。父からというよりは、当時の取締役会が「取締役として来てほしい」という旨を、取締役会で決議をして正式な文書で私に提出してきたので、私の方も「正式に考えます」ということでお返事をしております。きっかけとしてはそういうことですね。

決断して社外取締役になってはじめの1年間は、毎日来るわけではなくて、会計事務所の引継ぎをしながら1年間取締役をやっていましたので、そういう意味でいうと、割とゆっくり入ってきたという形だと思います。

【ナレーター】

その後、2008年に代表取締役社長に就任。社長業を行う中で会計事務所時代の経験がとても活きていると語る新妻。

当時をこう振り返る。

【新妻】

ビクセンの社長に就任し、社長として色々と夢や願望などを抱くようになりましたが、一方ではそうした夢や願望に対して会計事務所に勤務していたころの経験で、自分自身にアドバイスをするようなときもありました。

様々な立場を知っているが故に、バランスをうまくとりながらビクセンの社長を務めはじめた、というところだと思います。

まずはオーソドックスな手法として、売り上げの質を変えるとか、あるいは利益率を改善するとか、損益計算書のラインナップのトップラインから順番に変えていきました。

大事なところから変えていくというところだと思います。

社長プロフィール

President's profile
氏名 新妻 和重
役職 代表取締役社長

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