株式会社桔梗屋 ~テーマーパークや結婚式場も運営!?老舗銘菓企業の多角化経営術~

Vol.4 社長直接提案制度

株式会社桔梗屋 代表取締役 中丸 静江 (2017年7月取材)

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―社長直接提案制度―

【中丸】

人を育てるというのは非常に大変なことですが、「やる気、元気、笑顔」の3つさえあれば、当社ではどんな所でも働いていただけるようになっています。色々な施設も運営していますし、何が合っているかということを自分で決めてしまうのではなく、色々なことに挑戦してみて自分にはこれが向いているんだというものを見つけてもらって、そこで力を発揮していただければ一番良いのではないかと思いますね。

男性社員に、すごく「手作り」が好きな人がいます。革製品を作るのが趣味で、「まだ上手じゃないんです」と言うのですが、すごく分厚い財布を持っているんですね。「これ自分で作ったんですよ」と見せてくれました。そういった人が会社で何をやるか、といった時に、まず仕入れをやらせてみたり、あるいはその人は新しいお菓子を提案してくれた人なのですが、実際に白衣を着てもらってお菓子をつくってもらう、なんてこともありました。そのように、何でもチャレンジしていこうという精神があります。おっちょこちょいなところもありますが、非常に先が楽しみというか、考えが広がっていくような人がおりますね。

女性社員に、絶対に安心して仕事を頼める、途中で投げ出さず絶対にしっかりこなしてくれる、という人がいます。その人は何役もの仕事をこなしていますね。ブライダルの運営や、企画室の手伝いなどで困っているときはいつも助けになります。

若い社員さんがぜひ増えてほしいと思っているので、託児所を設けています。ここからすぐ近くの所に、『ハイジ』という託児所を持っております。そこにお子さんを預けていただいて、何かあったらすぐに駆けつけられる環境をつくっています。

ひとつの場所で働くというよりは、ときどき環境を変えて仕事をすることで気持ちが新たになって、すごく頑張るような雰囲気が出てきたりするんですね。こんなことができないだろうか、と提案した際に、「ダメだ、できない」という社員さんも中にはいますけれど、「やってみたい、やろう」という気持ちになって、やる気が向上して段々と声が大きくなってくるような社員もいます。後は、障がいのあるような方でも『ハイジの村』の自然の中で働いていると自然と元気になっていった、ということもあります。それに伴って、その人の出来る仕事が段々と増えていくんですね。最終的にはそこまで強い障がいでは無いのではないか、と思うくらい元気になられました。

当社には、社長への提案制度があります。当社の従業員、取引先の業者様とそれぞれ、良い提案をしてくださった方に1年に1度表彰式を行い、賞金を出したりしています。取引業者の方は10月に表彰式を行い、当社の社員は、1月に『ハイジの村』、そして河口湖の『ハイジズガーデン』の2箇所に分けて行われる新年会で表彰式を行っています。その中で、こうした提案を元に作られた商品が間もなく商品化されます。

実際に商品をつくったというよりは、こんな商品があったらどうか、こんな施設があったらお客様が喜ぶのではないか、というアイデアがどんどん出てくるので、実現可能なものはできるだけ採用するようにしています。表彰式までは、自分のアイデアがどう評価されているのかドキドキしながら聞いているのかもしれませんが、上がってきたアイデアはすぐに実行するようにしています。

社長プロフィール

President's profile
氏名 中丸 静江
役職 代表取締役

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