株式会社農業総合研究所 ~農業に情熱を!「IT×農業」成功の経験則~

Vol.4 農業総合研究所の強み

株式会社農業総合研究所 代表取締役社長 及川 智正 (2017年10月取材)

[もっとみる]

―農業総合研究所の強み―

【ナレーター】

ITと農業を組み合わせ、農家の直売所ビジネスとして、2017年時点で全国71拠点、約1,000店舗の提携先と約7000名の農家を活用し、注目を集めている農業総合研究所。そのビジネスモデルの強みに迫った。

【及川】

ぼくらのこのプラットホームの強みは、2つかなと思ってるんですね。一つは物流のプラットホームでございます。末端の販売売価を農家さんが決めることができるんですね。なので都会のスーパーマーケットでいくらで売りたいよっていう価格決定権を農家さんが持っているということと、もう一つ面白いのが販売する先を自由に選択できることになってます。東京のどこどこの何々店、お店まで選べるんですね。なので自分で値段を決められて、出荷先も決められて販売できるプラットホームになっている。こういう物流プラットホームになっている、これが1つ僕らの強みじゃないかなと思います。

もう1つの強みというのがITのプラットホームなんですけども、生産しているところと販売しているところというのは非常に離れていると思うんですよね。この情報を共有しないと農家の方もなかなかいくらで売ったら良いのかわからない、どれだけ持っていって良いのかわからなくなりますので、ここをITを使って情報の伝達をやらせてもらってます。

スーパーの情報をいただきまして我々の会社がデータを確保して生産者さんの携帯電話やパソコンに売上情報を開示してあげたり、あなたの商品がどこで何がどれだけ売れてますよっていうことを毎日返すことによって、またうちの拠点に野菜や果物を持ってきてもらったり、あとは今インターネットもしくはタブレットを見ていただくだけでですね、そのスーパーマーケットがどこに立地しているか、駅中なのかロードサイドなのか、駐輪場が何台、駐車場が何台、客層がどうで去年どんな野菜がどれだけ売れているかも調べられますし、他の生産者の方がいくらぐらいの金額を付けられているかっていうのもわかりますし。あとは市場から仕入れた野菜はスーパーさんではいくらで売ってるのかっていうのもわかるような仕組みになっています。

地方にいながら、田舎にいながらインターネットさえ通じれば都会のスーパーマーケットの情報がダイレクトでわかる。この情報をもって農家の方がメーカーポジションで好きな金額で好きな場所で自由に販売することができるってところが、たぶん国内外になかった新しい農産物プラットホームなのかなと思っております。

【ナレーター】

農業が衰退しない仕組みを構築するために、及川が掲げる使命とは。

【及川】

ビジネスとして魅力ある農業を作っていけば衰退しないんじゃないのかなと思うんですね。なので、僕らは農業をビジネス化して魅力あるものにしていくことによって、農業を発展していく。

じゃあこの魅力あるって何かと言いますと、1つはお金だと思うんですね。ちゃんと他の業界よりもこの農業って仕事をやってたらたくさん収益があがりますよっていうことと、もう1つはいい大人になれる、かっこいい大人になれる人間の成長が得られる仕事にしていくことじゃないのかなと思います。

なのでこの農業という仕事をやっていればたくさん収益が上がって素敵な大人になれるよっていうものにしていけば、もっともっとその農業やりたいって人が増えてくるんじゃないかと思うんです。今中々そういう人が増えてこないのは、今ある農業がちょっと魅力がないから。なので、僕らは今やらないといけないのは、今ある農業をもっともっと魅力あるものにしていくことが僕らの使命じゃないのかなと思います。

社長プロフィール

President's profile
氏名 及川 智正
役職 代表取締役社長

あなたにおすすめのコンテンツ

この社長に応援メッセージを送る
この社長に直接提案