株式会社サダマツ ~『festaria bijou SOPHIA』等のジュエリーショップを展開~

プライベート

株式会社サダマツ 代表取締役社長執行役員 貞松 隆弥 (2013年5月取材)

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プライベート(仕事が楽しい)

【貞松】

プライベートはないんです。仕事が楽しくて。仕事人間、仕事中毒というよりは仕事が楽しい。もっともっとやりたいことがたくさんある。

【貞松】

ミュージシャン時代にすごく生意気なガキだったので、(上に)のぼって行きたいと思ったときに、ある音楽事務所のプロデューサーの方にこういうことを言われたんです。私は歌を歌っていましたし、自分で曲を書いて、また編曲、アレンジもしていたので、「お前さ、ギターのやつはお前より上手いからギター弾いているんだろう」、「太鼓のやつはお前より上手いから太鼓叩いているんだろう」、「お前は細かいことまで決めすぎる」、もっとフレームワークをきちんと作って、伝えたい事をちゃんと言葉で伝えて、ディスカッションして、そいつらの力を引き出せと、その方がいい曲になると言われて、その時に言われたんです。「曲というのは楽譜にできないんだぞ」、誰が演奏するかで同じ楽譜が違ったものになっていくという過程がよく分かった。 それは企業の経営とほとんど同じ話なんです。それぞれの持っている能力をどう引き出すか。プロデューサー感覚というのか、それぞれあるものをどうプロデュースしていくのか。音楽で上に行きたいと思った時に身につけましたし、それを教えてくれたのはプロデューサーなので、そういうふうに物事は考えるんだ。それと今やっていることは原則変わらないので、どちらかというと面接は、「これができないから」落とすとやりますが、私は9できなくていいから、1とんでもないことができる子だと、取ってしまうんです。それはプロデュースの経験で、1人で何でもやらせようと思っていないので、このチームでどのように編成していくかという考え方をするんです。ここがいないからこういう人間を探してこなくてはいけないなとか、そういうことを常に考えているとプレイベートの暇がなくなってしまう。

【貞松】

強いて言うなら、私の夢の中で一つ夢があって、将来ライブハウスのおやじになりたい。 社長を辞めて、会員かなんかなった時に、やりたいなと思っています。六本木かどこでもいいのでライブハウスを作って、若いミュージシャンに出る場を作りたいなというのと、月に1回くらいはオーナーの特権で今の社員に無理やりチケットを売って、俺の曲を聴けというようなことをやりたいなと思っているので、でも仕事上の夢の方がもっと大きくて、そちらが面白いので、ライブハウスは後回しです。

【貞松】

実は私ども「Sコレクション」というエピソード集がありまして、bijou de familleというものを伝えるのが我々の使命だと思った時に、毎日bijou de familleって店頭にあるんだなと気づいて、これは店頭にしかなくて、メンバーしか分からなくて、それはもったいないなと思い、実際に店頭であったことをエッセイにしてもらい、会社が絡むといやらしくなるので、社員の代表にそれを選んでもらい、これを記録に残してもう11年目になっています。 小冊子にして社員に配っていて、いい話がたくさんあるんです。その中で忘れられない話を2つだけすると、1つは、ある福岡のお店にクリスマスイブの夜に(販売員)お友達のような状況になったカップルがおいでになった。お連れの女性が離れているところでジュエリーを見ている時に、男性の聞いたんです。「そろそろご結婚されないんですか」と。長く付き合っているのを知っていたので、男性がこう言ったらしいんです。「結婚しようと思っているのだけど、なかなかきっかけがつかめなくて」と。うちのスタッフが、「クリスマスプレゼントされるのではなくてエンゲージメントリング贈られませんか」、「プレゼントよりは少し高いけれど」、「結婚されるつもりだったらきっかけにされませんか」と言うと、男性はその気になってしまい、店頭でプロポーズしました。その場で。店内静まり返った。聞こえるわけないのに静まり返ったそうです。結局女性がOKしてくれて、店内拍手に包まれたそうです。実はうちのスタッフはこの2人の結婚式の立会人を頼まれて、実際に結婚式で本当の結婚式で立会人をしています。まさしくbijou de familleをお伝えできたんだと思っています。今も店頭で頑張ってくれているスタッフです。 もう1つは、これもあるお店で、お母様が中学生ぐらいのお嬢様をお店に連れてきて、この子の誕生日にダイヤモンドを買ってあげたいというお客様がこられた。うちのスタッフが「中学生ですからまだ早いのではないですか」、「アクセサリー屋さんに行ったら似たようなものがもっと安くありますよ」と、親切だと思って商業施設の中なのでアクセサリー屋さんを紹介したんです。お母様がこう言われたんです。「実はうちは母子家庭でガンの宣告を受けました」、「いくつまで頑張っていられるか分からないので」、「この子の誕生日に私が頑張っているということをずっと覚えていてもらいたいので、永遠に残る物をあげたい」、「そんなにお金は払えないけれど、ダイヤモンドを売って下さい」と。うちのスタッフは泣くわけにはいかないし、どう接客したらいいか分からなくなった。という事が書いてありました。実はこのお客様から私、翌年お手紙を直接もらいました。「今年も買えました。ありがとうございました」。そしてその次の年にはもう届きませんでした。これもジュエリーだから起こりえる事です。このお嬢さんが本当に一生懸命、今そのダイヤモンドを持って頑張っていてくれていたらいいなって、私は思います。ジュエリーだからできることってあるんです。

【貞松】

それが我々の仕事の誇れるところです。

社長プロフィール

President's profile
氏名 貞松 隆弥
役職 代表取締役社長執行役員
生年月日 1961/12/22
出身校 成城大学
座右の銘 夢を持つのは能力だ! 散歩のついでに、気がついたら富士山に登っていた人はいません。まず「富士山に登ろう!」登りたい!」と思うこと。 「夢を持てない時代」で「夢を持つこと」はひとつの能力だと思います。
愛読書 フィリップ・コトラー「マーケティング3.0」、P.F.ドラッカー「経営の条件」

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