フェスタリアホールディングス株式会社 ~眼鏡から宝石業界へ参入して大逆転!業界の常識を覆した一手~

Vol.6 国内マーケティング拡大のテーマと2つのキーワード

フェスタリアホールディングス株式会社 代表取締役社長 貞松 隆弥 (2018年6月取材)

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―国内マーケティング拡大のテーマと2つのキーワード―

【ナレーター】

現在の日本において、3つの二極化が進んでいると語る貞松。これらに対して、どのように対応していくかが、国内マーケティングにおいて重要なテーマになるという。

【貞松】

1つは所得の二極化。これは止まりません。勝ち組と負け組というのはもう戻れないところまできている。2つ目は地域の二極化。この国は100年かけて人口が半分になるんです。やはり、人がいるところといなくなるところが分かれていく。当然人がいるところにお金は集まる。最後は価値観の二極化。1人の人間がお金を使うべき対象と節約すべき対象を使い分けている。この3つの二極化にどう対応するか。

わかりやすくいうと、階層が分かれているなるべく上のほうの人たちで、なるべく都市部の人たちがお金を使う対象に考えてくれないと、難しいですよね。となれば、どういうマーケティングをしていけばいいか、どういうブランディングをしていけばいいかが大切です。しかも我々のミッションは「ビジュ ド ファミーユ」を伝えていくと世の中が良くなるということだから、一部のお金持ちだけを相手にしてはいけないんです。では、どういう商品をつくっていかなければいけないのか。どうしなければいけないのか。僕はこれから10年20年、日本におけるマーケティングの最大テーマはそこだと思っています。リアル店舗だろうが、eコマースだろうが、そこだと思っているんです。

そういう意味で言うと、この3つの二極化にどう対応していくか。まさしくお金を使うべき対象。その人に所得があろうがなかろうが、都市にいようが地方にいようが、お金を使うべき対象に我々のブランドがなっていないとダメだと思います。

【ナレーター】

今後の展望について貞松は2つのキーワードを交えて、次のように語る。

【貞松】

「ビジュ ド ファミーユ」を伝えると、人の命が永遠ではないからこそ、この世に唯一永遠なものに想いを託して大事な誰かに伝えていくということは、絶対に世の中が良くなる。みんながそんなこと思って生きていれば良くなるに決まっているということを伝えるために、我々は『Wish upon a star』もジュエリーもつくっています。そしてこれを世界中に広げていきたい。だから僕らはグローバルブランドにならないといけない。

宝石は歴史がないから日本でグローバルブランドというと、ミキモト(株式会社ミキモト)くらいしかない。ミキモトはまさしく明治に始まった真珠の会社。一方、ジュエリーとなると本当にないわけです。そういう意味でいうと、僕らは日本初のインターナショナルブランドになりたい。これが1番大事なことです。リアル店舗だろうがeコマースだろうが、買うのはAIではなく、人間ですから。そういう意味でいうと、僕らはグローバルブランドになりたい。

そして、次の段階でいうと、コトラーが言う3.0が今4.0になっているという言い方をしている。360度タッチポイント、デジタル化の進行の中で、僕らはやはり消費のあり方、人がものを買うということの意味、お金を使うということの意味についてもう一回、改めて考えなければならない。そういう意味では、新しい形の、単純にeコマースとかそういう話ではなく、デジタルを使ったより顧客満足が高いビジネスモデルをつくっていきたいと思っています。

デジタルとリアルは対立概念ではないと僕は思っているのです。デジタル化の本質というのは、僕はよくこういう言い方をしますが、「サザエさんの三河屋」だと。サザエさんに出てくる三河屋は、「ちわー」と言って勝手口から入ってくるんですね。玄関から来ない。酒屋さんが「ビールがなかったので入れておきました」と言うんです。“ビールの注文を届けに来た”のではない。“ビールがなかったので入れておきました”なのです。僕は、やはりそのマーケティング4.0であるとか、第四次産業革命と言われるデジタル化の行き着く先は、それができるかどうかだと思います。リアルかバーチャルかではありません。

社長プロフィール

President's profile
氏名 貞松 隆弥
役職 代表取締役社長
生年月日 1961/12/22
出身校 成城大学
座右の銘 夢を持つのは能力だ
愛読書 坂の上の雲

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