キュービーネットホールディングス株式会社 ~理美容業界の常識を塗り替えた、革新的人材育成システムの全貌~

Vol.4 価格改定決断の裏側とコンテストに込めた想い

キュービーネットホールディングス株式会社 代表取締役 北野 泰男 (2018年10月取材)

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―価格改定決断の裏側とコンテストに込めた想い―

【ナレーター】

10分1000円のヘアカットで一世を風靡した『QBハウス』だが、2019年2月から通常サービスの価格改定をすることを発表。この決断の背景には、全店舗での定期的な顧客満足度調査と改善を積み重ね、より質の高いサービスを提供し続けていくという想いが込められていた。

【北野】

やはり我々というのは、本当にお互いがWin-Winになっていくからこそ永続できるという考えがあります。しかし、価格を上げて価値が上がっていなかったら意味がないですよね。ですので、やはりしっかり時間を10年くらいかけて、そういう技術と接客というサービスの質を上げていって、1000円の価値を超えていくというチャレンジを続け、そんな中でお客さんが増えてきているというのも、フィードバックの一つだと思います。その中で今回は2019年にまず一旦100円、10%くらい価格を上げさせていただく。それによって、また価値を上げていくということのトライをこれからも続けていくということなんですよね。

【ナレーター】

キュービーネットホールディングスで施術者の技術の高さを競い合うために行われるカットコンテスト。理美容業界では当たり前のように行われていたため、当時開催について中途社員からの反発があったという。このコンテストに込めた北野の真意とは。

【北野】

技術を“見える化”しましょうと。最初はみんな出たくないとか、「ちょっと今、僕はいいので、若手が出なさい」となっていたのですが、やはり僕ら運営側が称賛するわけです。それぞれ毎年見ていると、自分も出たいとか、自分も見てその場でどう評価されるのか知りたいとなっていき、どんどん毎年レベルが上がっていくんですね。その中で『QBハウス』には、10分でここまでできる仲間がいる。そうするとそこに対して誇りが持てますよね。

やはりこれを10分や15分でできる技術を横にみんなで広げていけば、キュービーは良くなると実感していますから、研修に参加してくれる人が増えるのです。それは会社がそこに価値を置いているというのを、明確にメッセージを出すからです。ただ非日常ではだめです。日常でやっていることをそこで競い合うということです。

【ナレーター】

技術が向上することに企業として価値があるというメッセージを明確に打ち出す。これは接客に関しても同じ考えだと北野は付け加える。

【北野】

ショッピングセンターなど、そういうコンテストにたくさん出場します。そこで賞を取る人が出てくるんですよね。そこをみんなで称えようと。そうするとやはり会社がそこに価値を置いているということがわかります。お客さんも、技術も接客も良ければ絶対に価値を認めてくれるので、これをひたすら10年みんなで共有し続けてきました。まだ十分ではありませんが、このタイミングでそれが一つのステップまで来たなと。

これからまた価格を上げたあとにお客さんの反応が来ると思います。お客さんが減ったら、我々がまだ不足している部分があるということです。ほかのライバル店との価値の差が、お客様がはっきり感じるまで開いていないことがあります。それならばそれを埋めていきましょうという話です。価格を下げるのではなく、その差を埋めていきましょうということです。AIなどが非常に進んで仕事の半分がなくなると社会でよく言われていますが、このスタイリストという仕事は、まさにこれから人にしかできないということで、スポットがあたるステージに入ってくるのではないかと思います。

社長プロフィール

President's profile
氏名 北野 泰男
役職 代表取締役

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