キュービーネットホールディングス株式会社 ~理美容業界の常識を塗り替えた、革新的人材育成システムの全貌~

Vol.5 企業と人を変える“人材育成”とは

キュービーネットホールディングス株式会社 代表取締役 北野 泰男 (2018年10月取材)

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―企業と人を変える“人材育成”とは―

【ナレーター】

有資格者の6割が理美容業界を離れているという現状について、資格取得の間口を広げ、実践を通じた技術の習得を早い段階から行うことが突破口になると、北野は語る。しかし、業界の活性化のために必要なことは違うところにあるという。

【北野】

やはり育てていく。育てていった人が業界をより活性化してくれるという流れをつくっていかないといけません。ただ、個人の店舗が非常に多いので、なかなかルールを変えるのはそれぞれの価値観があって意見がまとまらなかったりします。

ですからルールをまとめるリーダーシップが、おそらく今、業界の中ではすごく必要とされているのではないでしょうか。これは、我々のような新しく出てきた会社ではなくて、本当に古くからこの歴史、この文脈をご存知の方々が発する言葉の方が絶対影響力があると思うので、こういう方々がこの業界をどうやってリードしていくのかというのが重要になっていくと思いますね。

【ナレーター】

業界を離れた人材を正社員として雇用し、6ヶ月間、終日ヘアカットの技術指導を行う。キュービーネットホールディングスで取り組んでいる人材育成の一つだ。この取り組みが、従業員のやりがいと成長意欲の醸成に大きく貢献していると、北野は語る。

【北野】

今まで10年間、アシスタントでやってきてカットできなかった人たちが、6ヶ月で10人、20人カットできるという、急成長する自分を実感できるのです。そうしたらすごくやりがいを感じますし、まだ自分は成長できるのではないかと、自分に対する期待感も高まるんですね。20年選手も2年選手も同じ金額をもらっていますので、なんとか技術がまだ少し足りない分、接客でカバーしたいという気持ちが2年選手にはあります。

接客はおそらく20年の人より1年目の人のほうが高いと思います。やる気もありますから。だからといって、ベテランの人が負けているわけではありません。ベテランの人はベテランの味があって、技術力が高いといった強みがあります。

そういう中で最初はベテランの人たちも若い人たちの元気をもらって、自分の技術をこのやる気のある人たちに伝えたいと思うようになります。やはり自分の持っているものを伝えるというのは、非常に自分にとっては充実感のあることだと思うのです。

【ナレーター】

今後は、研修施設を国内主要都市に設けていきたいと語る北野。企業の成長ポイントについて次のように語る。

【北野】

何よりも優先するのは人の育成です。そこも意思表示だと思います。教育の環境さえしっかり用意すれば、スターにははれないかもしれないですが、社会人としての自立は誰もができるんだと伝えていく。そこでしっかりと場をつくっていけば、必ず成長が持続して人間として長生きできると。経営者としてはやはり株主さんの期待に応えなければなりませんから、売り上げというのは意識していかなければなりません。

しかし、社員に対してはそういうアプローチではなく、価値を上げて社会の問題を解決し、解決力が高まったらポジションが上がって、より難しい問題にチャレンジしてもらう、ということを行っていく。それは研修というものもありますし、ポジションというところで実体験、トライアンドエラーをしてもらうこともあります。その時には、評価制度をしっかりフィードバックできているか、自分の不足に気づけるかどうかが成長の大きなポイントになると思います。

社長プロフィール

President's profile
氏名 北野 泰男
役職 代表取締役

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