Vol.4 固定観念からの脱却
―固定観念からの脱却―
【ナレーター】
『unibo』の開発に苦労したことや、今後実現したいことについても伺った。
【酒井】
コンセプトが“個性を学習する”というところだったので、この人工知能といいますか、日常会話をどうするかというところに一番苦労しました。日常会話というのは、人間でも幅広く会話をする中で、これをどこまで求めていけば答えが出るのだろうかというところが、なかなか見つけられないのですが、それでもその人を学習してリコメンドするというところを突き詰めていきました。「ここだけは絶対に弊社のロボットだけができる技術でありたい」と、「弊社のロボットだったらできる」というふうに突出したい思ったので、そのために、あらゆる人からアドバイスをいただき、いろいろな方に入っていただいて開発を続けています。「ああでもない、こうでもない」と、トライアンドエラーし、お金や人といったリソースを1番ここに投じています。
2020年前後くらいまでに次の第二世代のロボットをもちろんつくっていきますが、改良していこうとしているのは、大きく音声とマイクのところです。今の技術は1対1の会話ですが、複数の話者がいても認識できる、あるいはある程度距離があっても認識できたり、うまくノイズを除去できたりといった、いわゆる本当に自然な会話ができるためには、マイクと音声認識の技術の向上は必達です。
そこの部分をいろいろな協力を得て、パートナーの方々と取り組みながら、どれほど人に近い形に持っているかというところが、第二世代の大きなテーマかなと思っています。
経営者プロフィール
氏名 | 酒井 拓 |
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役職 | 代表取締役 |
会社概要
社名 | ユニロボット株式会社 |
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本社所在地 | 東京都東京都渋谷区笹塚3-2-15 第Ⅱベルプラザ5F |
設立 | 2014 |
業種分類 | その他の製造業 |
代表者名 |
酒井 拓
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従業員数 | 25人 |
WEBサイト | https://www.unirobot.com/ |
事業概要 | 生成AIやAI全般に関連した壁打ち・コンサルテーション・PoC開発・受託開発、電話応対業務の自動応答AI電話サービス(ボイスボット)の開発・販売、その他音声テクノロジーを活用したクラウドサービスの企画・開発・販売(unirobotcloud)、コミュニケーションロボットの開発・製造・販売(unibo)、ソフトウェア・ハードウェアの受託開発 |