株式会社ウエディングパーク ~半数の従業員が突然退職。事業存続危機を乗り越えた「信念の経営」~

Vol.5 苦しみから得た大きな学び

株式会社ウエディングパーク 代表取締役社長 日紫喜 誠吾 (2018年9月取材)

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―苦しみから得た大きな学び―

【ナレーター】

サイバーエージェントの中核事業として認めてもらうため、日々奔走していた日紫喜だったが、期日を迎える前にその判断基準となる目標を達成することが難しく、撤退する可能性が高いことが見えていた。その時、予想外の出来事が日紫喜を襲った。

【日紫喜】

私含めた当時の役員2人、創業者の2人と話をしているころに、その創業者の2人から、「会社を辞めたい」ということをある日言われました。非常にショックではあったものの、でもそれを止めている時間もないといいますか、それはもう決断をされたということで、役員の2人は辞められて行くのですが、それを知った当時在籍していた20人くらいの社員が一気に不安になって、翌月に半分くらいの社員が「辞めたい」ということで、一気に退職をされてしまったんですね。

ひと月で社員が半分になってしまうと、昨日できていたことができなくなるんです。何かを捨てないとそもそも会社が回らないというところまで追いつめられて、かつ、期日がいよいよあと2ヶ月くらいで来るということで、まさに修羅場の状態がおきました。

【ナレーター】

予想通り、期日までの目標未達となった日紫喜だったが、改めてウエディングパークという事業の可能性をサイバーエージェントの社長、藤田氏を含む役員に熱弁。その後、数ヶ月の猶予を得て、見事中核事業に認めてもらうための目標を達成することができたのだが、先行したのは反省の二文字だったという。

【日紫喜】

苦しくなったときにやはり一気に社員が辞めていってしまった理由は明らかで、社長の責任が大きいということだと思っています。この創業の苦しみを経て、ウエディングパークは1個の学びを得た。やはり苦しいときに団結できるようなカルチャーをつくらないと会社はつぶれていく。心からそれを理解したワンシーンというふうに捉えています。

それをきっかけにウエディングパークはビジョンや経営理念をきちんとつくって、社員みんながそこに対して同じ方向を向いて一枚岩で団結できるような組織づくりをするぞ、ということで、一気にJ1後に組織をつくる方にどんどん時間をかけていくという形で、今に至っていると思います。経営の本質はどこにあるのかというのがそこで気づけたというのは、苦しかったけれども良かったなと思います。それが早いときにあって良かったなというふうには感じていますね。

社長プロフィール

President's profile
氏名 日紫喜 誠吾
役職 代表取締役社長
生年月日 1976/3/1

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