株式会社Ubicomホールディングス ~英語・日本語に堪能なエンジニアを900名以上擁する「Ubicom」の次の一手~

Vol.4 Ubicomの強みと主要ビジネスの全貌

株式会社Ubicomホールディングス 代表取締役社長 青木 正之 (2019年4月取材)

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-Ubicomの強みと主要ビジネスの全貌-

【ナレーション】

英語は勿論のこと、日本語環境にも対応できるフィリピン人エンジニアを育成・活用し、ニーズを捉えたITソリューションサービスを国内外に展開、グローバルに支持を集めているUbicomホールディングス。この事業の強みに迫った。

【青木】

どうやって優秀な人材を集めているかという話を一つ申し上げると、日本の平均年齢は今47歳ですが、一方でフィリピンの平均年齢は24歳になっています。10年前はどうだったかというと約23歳と、非常にリソースリッチな国であることがわかりますね。

フィリピン全土から毎年約4000名が当社に採用エントリーされます。主に理系院卒、大卒生です。その後、採用選考を経てめでたく新入社員になる方は約170名、たったの4%です。何故なら、短期間(5ヶ月間)で日本語検定4級レベルの習得を課しますので、学力が高くないとついていけません。

また、日本の情報処理技術者試験、フィリピンではPhilNITSと言いますが、こちらも短期間で合格まで導きます。最後に、これは特に学生の皆さんに見てもらいたいくらいですが、10年後の技術や社会を見据えて、私はこのようなビジネスとマネタイズモデルをつくりますと、全員が日本語で発表するのです。

これが当社の強みで、これまで1000名弱のエンジニアを育成してきました。全員日本語ができるので重宝いただいています。日本は少子高齢化になっていますから、エンジニアが37万人くらい不足しているのです。ITのない世界なんてほとんどないですよね。そうした要因から、おかげ様でずっとオーガニックグロースで業績を伸ばしています。

【ナレーション】

Ubicomホールディングスを支えるもう一つの柱が、レセプト点検システムなどの医療最適化ソリューションを開発・提供するメディカル事業だ。

【青木】

皆さんが医療機関にかかられますと診療報酬点数(保険診療を点数化したもの)が出ます。それが正しいかどうかをチェックする審査支払機関に、医療機関がレセプト(診療報酬明細書)を提出して、間違いがなければ保険負担分の支払いを受けることができます。

しかし返戻と言って、間違いを指摘されて差し戻されるケースが結構あるのです。そこで、当社のRPA(ロボティクス技術による業務自動化)を用いたレセプト点検システムが各種電子カルテパッケージに組み込まれており、現在15,000強の医療法人に入っています。

当社のシステムで返戻対策をすることで、例えば診療報酬として1000円を請求したところ、800円しか支払われませんでしたとなるより、200円プラスで戻ったほうがいいですよね。

このような病院経営に資する事業のオーガニックグロースにより、経常利益の前年比伸び率は平均43%(2018年度実績)と毎年順調に伸びています。

社長プロフィール

President's profile
氏名 青木 正之
役職 代表取締役社長
略歴 1958年生まれ。大阪府出身。85年、株式会社ルモンデグルメ(株式会社ワールド子会社)入社。同社取締役を経て、95年、親会社ワールドに転籍、創業メンバーより直接指導を受ける。98年、子会社の株式会社ワールドクリエイティブラボ転籍により、IT業界に進出。05年、株式会社WCL代表取締役社長就任。同年、株式会社AWS(現 当社)設立、代表取締役会長(現 代表取締役社長)就任。16年6月、東京証券取引所マザーズ市場上場。17年12月、東証第一部へ最短での市場変更を果たす。

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