Vol.2 金融機関の退職を決断した真意
―金融機関の退職を決断した真意―
【ナレーター】
営業職として多くの顧客の支援を行い、順風満帆な日々を送っていた蜂谷だったが、ある経営者との出会いが、蜂谷の人生を変える転機となった。
【蜂谷】
27歳くらいの時に出会った、アパレルと飲食店を経営されているオーナーさんです。業種によって、経営が順調に進んでいる社長とそうでない社長がいらっしゃいますが、なぜ順調なのかが自分の中でも結構わかっていなかったので、そのオーナーさんにお話を伺う機会が多かったのです。
難しいことではありますが、ほとんど自分軸で物事を考える方が多く、100%他人軸で物事を考えられる経営者は意外と少ないと思っていました。
ただ、そのオーナーさんはそこを持っていらっしゃる方だったので、やはり自分自身とってみてもそういうような人間像というのは、自分がどんな仕事に携わっていくにしても、「人として在りたい姿」だと思ったのです。
その社長とはいまだに親しくさせていただいております。
【ナレーター】
バブル崩壊後、自分だからこそできる仕事をする機会が徐々に減り、この業界に自分が存在する意味について熟考した結果、金融機関からの退職を決断。その決断に込めた想いに迫った。
【蜂谷】
私は雇われている時からそうだったのですが、「〇〇信用金庫の蜂谷さんと取引をしたい」という人間関係をつくるのではなく「蜂谷さんとお取引をしたいと思われる信用金庫マン」で在りたいと思ったのです。
ですから、私はいつも「蜂谷です」と言いながら名刺を配っていました。例えば6時過ぎたら裏に電話番号書いて、「この電話番号だったらつながりますので」と言って、もし蜂谷を必要としてくれる人がいるのならば、その人たちをサポートしたいと思って仕事をしていました。
実際、必要といてくれる人たちが数多くいました。知らないこともたくさんありましたけど、逆にいうとそういった小さいチャンスをいただいて、まだやったことのないことを自分の中でどんどん経験として蓄えていったので、ある意味非常にお客様と一緒に良い経験をさせていただけたという形です。
やはり人生というのは、常にトラブル解決だと思うのです。それは私生活でも事業でも同じです。
今でも常にやっていることなので、苦労の大小や、出来事の大小は別として、常にトラブル解決をずっとしてきています。その中でお客様のトラブル解決も一緒にしているのです。ですから、必要としていただけるという形です。
経営者プロフィール
氏名 | 蜂谷 二郎 |
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役職 | 代表取締役社長 |
生年月日 | 1969年10月2日 |
座右の銘 | 「根拠なき自信」 「成功者は準備無き者を助けない」 |
愛読書 | 「鏡の法則」「心眼力」 |
尊敬する人物 | 父と小泉幸仁 |
12年にわたり、融資担当と して 5,000 件 を超える案件を扱う
◼2001年 有限会社フェイスネットワークを設立
◼2006年 株式会社フェイスネットワークへ組織変更
◼2018年 東証マザーズ上場
現在に至る
会社概要
社名 | 株式会社フェイスネットワーク |
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本社所在地 | 東京都渋谷区千駄ヶ谷3-2-1 FaithBldg. |
設立 | 2001 |
業種分類 | 不動産業 |
代表者名 | 蜂谷 二郎 |
WEBサイト | https://faithnetwork.co.jp/ |
事業概要 | 不動産業/建設業/一級建築士事務所 |